第9分科会 障害者サービス  午後

 テーマ:「四国から―読書バリアフリーを進めるために―」

 2019年6月、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)が施行された。これに基づき、2020年に国の読書バリアフリー基本計画が策定され、本年4月にはその第二期が策定された。

 本分科会では、図書館の障害者サービスを行う上で重要な国立国会図書館の障害者用資料検索(みなサーチ)と全国視覚障害者情報提供施設協会のサピエ図書館の活用方法について紹介する。

 開催地の四国では、県レベルではこれまでに、徳島県が「徳島県読書バリアフリー推進計画」を、高知県が「高知県読書バリアフリー計画」を策定した。計画を策定している二つの県から視覚障害者情報提供施設(点字図書館)と公共図書館に事例を発表いただく。

【講  演】杉田 正幸(国立国会図書館利用者サービス部サービス運営課、JLA障害者サービス委員会 委員長)

      「視覚障害者はみなサーチ(国立国会図書館障害者用資料検索)をどのように利用するか」

【報  告】西村 浩生(全国視覚障害者情報提供施設協会 サピエ事務局長)

      「読書が困難な方のための電子図書館『サピエ図書館』の活用方法」

【事例報告】三井 貴浩(徳島県立障がい者交流プラザ視聴覚障がい者支援センター  主任支援員)

      「徳島県における読書バリアフリー推進事業の取組み」

【事例報告】戸苅 綾子(オーテピア高知図書館/高知市立市民図書館 主査)

      「オーテピア高知図書館におけるバリアフリーサービスについて」