本大会の記念講演では、愛媛県出身の作家お三方によるトークセッションを行います。さまざまな分野で文筆活動をされている講師の方々に、それぞれの活動をはじめ、子どものころからの読書や図書館の体験、書くことや本をつくることへの思いなどについて語っていただき、これからの図書館に対する期待を伺います。
【タイトル】
「読むこと 書くこと 生きるということ」

【講師】
白川 密成(しらかわ・みっせい) 氏
【経歴】
四国八十八ヶ所霊場第57番札所栄福寺住職。 1977年愛媛県今治市(旧玉川町)生まれ。高野山大学密教学科卒業。
書店勤務を経て、2001年より現職。ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で「坊さん。」を連載。2010年『ボクは坊さん。』(ミシマ社)を出版。2015年にこれを原作とした映画が全国上映され、アメリカ「ヒューストン映画祭」でプラチナアワード受賞。2024年『マイ遍路』(新潮社)で第39回愛媛出版文化賞文学部門賞。他の著作に『空海さんの言葉』(徳間書店)他。共著に『不要不急』(新潮社)など。2025年『みんなの密教』(NHK出版)を刊行。

【講師】
高橋 久美子(たかはし・くみこ) 氏
【経歴】
作家、作詞家。 1982年愛媛県四国中央市(旧土居町)生まれ。
2005年から2011年までロックバンド、チャットモンチーのドラム・作詞担当として活動し、2012年より作家に。エッセイや小説、詩集、絵本の執筆や、アーティストへの歌詞提供を行う。現在は東京と愛媛の2拠点で暮らし、愛媛ではチームで農業も。著書に、小説集『ぐるり』、エッセイ集『一生のお願い!』(共に筑摩書房)、『旅を栖とす』(KADOKAWA)など多数。2024年9月『わたしの農継ぎ』(ミシマ社)を上梓。

【講師】
田丸 雅智(たまる・まさとも) 氏
【経歴】
ショートショート作家。 1987年愛媛県松山市生まれ。愛媛県立松山東高等学校卒業。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
現代ショートショートの旗手として執筆活動に加え、松山市主催の「坊っちゃん文学賞」などにおいて審査員長を務める。また、図書館をはじめ、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど幅広く活動している。著書に『海色の壜』(双葉社)、『おとぎカンパニー』(光文社)など多数。メディア出演に「情熱大陸」など多数。 田丸雅智 公式サイト:https://masatomotamaru.com/
【コーディネーター】
岡田 有利子(おかだ・ゆりこ) 氏
【経歴】
元公共図書館司書。本と人をつなげたい、本を通して人と人をつなげたいと、2019年「いよ本プロジェクト」を起ち上げた。私設図書館ビブリオAAの運営、冊子『いよし百冊物語』の発行等の活動を行っている。
◎全体会当日は、会場で講師の著書を販売します。
販売日:令和7年10月30日(木)
販売時間:12時~17時30分
販売場所:愛媛県県民文化会館 1階県民プラザ内
【販売書籍】価格はいずれも税込み
○白川密成さん
・マイ遍路 新潮社(新潮新書) 2023年刊 968円
・みんなの密教 NHK出版 2025年2月刊 825円
・ボクは坊さん。 ミシマ社 2010年刊 1,760円
・坊さん、ぼーっとする。 ミシマ社 2020年刊 1,870円
・空海さんの言葉 徳間書店 (徳間文庫) 2023年刊 990円
○高橋久美子さん
・こくとう ぴょ〜 あかね書房 2025年11月刊 1,980円 ※会場先行販売
・いい音がする文章 ダイヤモンド社 2025年1月刊 1,870円
・ぐるり 筑摩書房 2021年刊 1,540円
・一生のお願い 筑摩書房 2022年刊 1,650円
・わたしの農継ぎ ミシマ社 2024年刊 1,980円
○田丸雅智さん
・いつ?何時何分何秒?地球が何回まわったとき? 光文社 2025年4月刊 1,870円
・もしも料理店 小学館 2025年7月刊 1,650円
・24のひらめき!と僕らの季節 河出書房新社 2024年刊 1,562円
・たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座 増補新装版 WAVE出版 2020年刊 1,430円
・ショートショートでひらめく文章教室 河出書房新社 2021年刊 1,562円